このブログでは、マクロを活用して作業を効率よく処理するお手伝いをしたいと思い情報をお伝えしています。今回の記事はこれとは真逆。
Excelファイルからマクロを削除したいんだよね~。こんな状況に遭遇することもあると思いますのでマクロをExcelファイルから削除する方法をお伝えしたいと思います。
それでは本編スタートです!
Excelファイルからマクロを削除するには?
Excelファイル内の結果を社内の人と共有する際や、間違ったbasファイルをインポートしてしまったというような場合、マクロをExcelファイルから削除する必要がありますよね。
ここでは、マクロの削除方法を紹介します。
マクロが記述された部分を削除するので、VBAを編集するエディタを使って削除するのだろうと思った方!大正解です。
この操作はエディタで行います。しかし、あちこち探してもマクロの削除のようなメニューがありませんよね。メニューの名前の付け方が直感的ではないな~なんて思ってしまいますが、じつは「Molduleの開放」が削除にあたる操作をしてくれるのです。
下の図にあるように、このメニューはエディタ左のツリー表示の中の、消去したいモジュールの上で右クリックして表示します。
「Moduleの開放」を選ぶと、開放の前にファイルをエクスポートするかと確認されますので、状況に応じてbasファイルを保存するかしないか選択してくださいね。
マクロを削除にはファイル形式を変更する方法も!
マクロを削除してしまう手っ取り早い方法がもう一つありますので、ここではその方法を紹介しておきましょう。
その方法は、Excelのファイル形式をxlsxに変更して保存する方法です。xlsx形式のファイルはマクロを保存できませんので、この方式で保存すればExcelファイル内のマクロが全て除かれた状態のExcelファイルが作れます。
ファイル形式についてまとめた記事がありますので、これについて確認したい方はこちらの記事もどうぞ。
上で紹介した方法では、削除するモジュールを個別に選べますので、残したいマクロは残すことができますが、この方法だと全てのマクロを一網打尽に削除できますので、より手っ取り早い方法といえるでしょう。
一方、Excel2003以前のバージョンのExcelは、使えるファイル形式がxlsに限られますのでこの方法は使えませんのでご注意を。
また、VBAで関数を作り、これを用いて計算を行っているシートである場合、マクロを全て取り除いてしまうと、関数を記述したものもなくなってしまう関係で、計算結果が正しく表示されません。ですので、Excelシート内にオリジナルの関数を使っている場合も、この方法は避けるのが無難です。
まとめ
今回は、Excelファイル内のマクロを削除する方法を紹介しました。
- エディタ上で削除したいマクロが記述されたModuleを開放する方法
- Excelファイル形式をxlsxにして保存する方法
の2つでしたね。
2つ目の方法は、Excel2003以前のバージョンでは使えなかったり、オリジナルの関数を使っているシートの場合不向きだという注意点もありました。
これらを踏まえて、状況に適した方法を選択してマクロの削除に対応してください。
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