Excelにずらーっと並んだデータをチェックしているときなど、あれ?どこまでチェックしたっけ?なんてことありません?
僕は、真っ白なシートに並んだデータをみていると、目がチラチラしてしまい、それまで見ていたところがわからなくなってしまうことがあります。(年のせいでしょうかw)
どこまでチェックしていたのか忘れてしまったら、一旦もとに戻って再度チェックのやり直し。。。それまでの作業が無駄になってしまいますよね。こういった無駄はできれば避けたいところです。
今回は、このようなミスを起こしにくくする、お手軽な方法を紹介したいと思います。
さて、今回の問題、どう対処するか?
実はこの問題、Excelの「条件付き書式」使うと簡単に対処できるんですよ!
データの読み取りやチェックを効率よく行いたい!間違いを減らしたい!というあなた!
是非この方法を参考にしてみてくださいね。
このページの中では、今回紹介する「条件付き書式設定」を行ったExcelファイルをダウンロードできるようにしています。
これを使えば、一からExcelを作り込む必要もありませんよ。ファイルを手にした瞬間、あなたの作業スピードは一気に早まります!是非使ってみてくださいね。
では本編スタートです!
Contents
『Excelのセルに一行おきに色をつける』には?まずは問題を整理しよう!
今回対処するのは、データをチェックしたり、読み取ったりするときに、目が移ってどこまで読んでいたかわからなくなってしまうという状況。
この原因のひとつは、Excelのシートが白一色であること。逆に一行おきにセルに色がついていれば、一気にデータが見やすくなります。
ですので、一行ごとにセルの色を変えていきたいわけですが、この作業を手作業で行うには、
- Ctrlキーを押しながら一行おきに行を選択
- セルの色を変更
という手順をとるのが普通なのではないでしょうか。一つひとつの作業はさほど難しいものではありませんよね。しかし、一行おきに行を選択するという作業、一回でも間違ったところを選んでしてしまうと、やり直しが効かないため、それまでに必死に行を選択した作業が無駄になってしまいます。
行数が多いときなど最悪で、この失敗をしてしまうと、思いっきりテンションが下がってしまいます。
こんな虚しい思いをしないでよいように、この作業をExcelの機能を使って簡単に済ませてしまいましょう!
『Excelのセルに一行おきに色をつける』方針をチェック!
ここでは、Excelのセルに一行おきに色をつけるという作業をExcelに実施させるためにはどうすればよいかをみていきます。
一つひとつ手作業で行うには、上で書いた
- Ctrlキーを押しながら一行おきに行を選択
- セルの色を変更
という手作業が必要でしたよね?
今回はこの手順をExcelの機能のひとつである、「条件付き書式」をつかって一気に処理してしまいましょう!
条件付き書式の設定メニューは、「ホーム」タブのメニューの中に表示されていますので、このメニュー見覚えあるぞという方も多いのではないでしょうか。
この機能、使いこなせるようになると、本当に便利ですので、これを機に条件付き書式の設定方法に慣れてしまいましょう!
『Excelのセルに一行おきに色をつける』操作を条件付き書式設定で解決!
ここでは条件付き書式を使って、セルに一行おきに色をつける作業をどのように行うか、具体的な操作をみていきましょうね!
条件付き書式の設定に先立って、セルに着色したい範囲をドラッグして選択しておいてくださいね。
では参りましょう!
まず、「ホーム」タブ内から条件付き書式を選択し、「新しいルール」を選択します。すると、次のように、「新しい書式ルール」ウインドウが開きますので。図にならって「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びましょう!
次は、このウインドウの中程にある「次の数式を満たす場合に値を書式設定」という欄に、次の式を入れますよ。この式で色を付けるセルの条件を記述しています。
=MOD(ROW(A1),2)=1
セルに式を書くときには、”=”は一回しか使いません。しかしこの式では2つ使用。多少違和感があるかもしれませんが、こういうものだと思ってください。
では、式をちょっと細かく見てみましょう。
MODは、()内に2つの数字を入れ、1つ目の数字を2つ目の数字で割ったときの余りを計算する関数。1つ目の数字を入力する部分をROW(A1)とし、2つ目の数字を2とすると、A1セルの行番号=1を2で割った時の余りという意味になります。ROW()は()内のセルがある行を求める関数ですね。
ということで、上の式で指定した条件は、行番号を2で割った余りが1という条件になる時、つまり、行番号が奇数の時となり、この条件がマッチするところの書式が変わります。
A1を入力するとき、セルをクリックして設定することもできますが、こうすると、$A$1と表示されます。こうするとうまくいきませんので、$を消してくださいね。
式が書き終わったら、書式を選択し、好きな色でセルを塗りつぶしましょう。
この設定が済むと、次のように、奇数行のセルに色が付きます。
設定した条件付き書式を変更したり、削除したくなったときには、「ホーム」メニュー内の「条件付き書式」を選び、「ルールの管理」を選択。
新たに開く、「条件付き書式ルールの管理」内で編集や削除を行ってください。
書式を設定した範囲を変えることもできますし、偶数行に色がつけたいというときなどは、数式も書き直せますよ。
偶数行に色をつける時の式は~?そう!余りを書き直せばいいですね!
次のように条件式を書くと偶数行に色が付きます!
=MOD(ROW(A1),2)=0
まとめ
今回は、『Excelのセルに一行おきに色をつける』という課題をExcelの条件付き書式設定を使って一気に解決する方法を紹介しました。
・Ctrlキーを押しながら一行おきに行を選択
・セルの色を変更
という作業を、
・条件付き書式設定を使い「=MOD(ROW(A1),2)=1」という条件式を設定
という手順に変えてしまうところがポイントです。
下で紹介するExcelファイルも是非お使いくださいね。プログラムを書く時間も短縮できると思います。
ある機能をExcelで実現するとき、その方法は一つだけとは限りません。
ExcelVBAで使用できる機能をフルに使ってシンプルに作ることもできます。ただこれにはそれなりの勉強が必要。すぐには使えず、今すぐ問題を解決したいとい状況にはあいません。ですので、このブログで紹介するマクロは、できるだけ簡単なもの、VBAにそう詳しくなくても読めそうなもの、手を加えやすいものになるように心がけています。
マクロって難しそう、と敬遠していた方にマクロって意外とお手軽ね!と感じていただき、これを応用すればあの作業も自動化できるかも!と次のステップやアクションにつなげていただければと思います。
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下のリンクから、今回紹介した条件付き書式を使って、奇数行に色をつける設定を行ったExcelファイルがダウンロードできます。
row_color.xlsx
実際に使ってみたり、あなたの課題にあわせてExcelを調整して作業時間短縮、効率化に役立ててみてください!
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